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和紙の特性を活かし、柔らかな優しいプリントができます。
滑面と粗面いずれの面も使用できます。お好みに応じてお選びください。
天然の原料を丹念に処理し、中性抄紙をしています。ほぼpH7の中性紙です。
薬剤による滲み止め処理や、表面加工はしていません。
墨、ボールペン（油性、水性）、インクなどで書き込みができます。

インクジェットプリンタでは「画材紙(ファインアート紙)」・「マット紙」「普通紙」などの「高品質」設定を推奨いたします。目的に合わせご自由に工夫してください。
用紙設定のできるプリンタでは、印字ヘッドの高さを上げてプリントしてください。
プリントの方法について、伊勢和紙のサイト http://Isewashi.co.jp/ の「プリントのヒント」のページをご参照ください。

耳付きでご提供しておりますので、給紙には十分注意して1枚づつ手差しされるようお奨めします。
耳にインクが付着することがありますので、ローラーなどで整えて給紙してください。
排紙後、もう一度巻き込むこともありますので、プリント済みの和紙を排紙トレイに残さないようお願いいたします。
手すき和紙は強靭ですから、プリンタ内でのトラブルはプリンタの破損に繋がることがありますので、慎重にお取り扱いください。
万一の場合でもその責任は負いかねます。
他の印刷機やコピー機等でご使用になる場合にも、紙送り機構など問題がないかご確認のうえ、ご使用ください。

「ミツマタ」や「ガンピ」を使用して漉いた和紙は、大変デリケートな性質を持っています。特にガンピ紙はわずかな湿度や水分の影響を受けます。
プリンタで印刷するときは、インクヘッドの高さを十分にあげる、キャリッジの動きを双方向から単方向に変更する、インクの乾燥時間を長く設定するなど、工夫を要する場合があります。

晒し純楮紙（さらしじゅんこうぞし）

タイ産コウゾ100％
手すき伊勢和紙の標準品。よく晒した白い和紙で、手すき和紙入門におすすめ。
手すきとしては扱いやすく、柔らかい描写に定評があります。

未晒し純楮紙（みさらしじゅんこうぞし）

土佐コウゾ100％
和紙本来の生成りの色。和紙の原点ともいうべき存在感は異彩を放つ。
純白でなければ画像印刷に向かないと考えないで、積極的に活用してください。

長毛楮紙（ちょうもうこうぞし）

土佐コウゾ100％
コウゾの微細な繊維をあえて洗い流し、長い繊維だけで漉いた透明感の高い逸品。
しなやかな手触りと雲竜が作る表情は、手すき和紙ならではの高級感を醸し出します。

板張り半草紙（いたばりはんぞうし）

土佐コウゾ：ミツマタ = 2：1
ミツマタ特有の緻密な美しさを活かした、薄くて美しい紙。
薄いために扱いにくい面はありますが、大量のインクでもしっかり受け止める受容性を備えています。いかにも伝統の和紙らしい風情で作品制作に彩りを添えます。

大直紙（おおなおし）

タイ産コウゾ：フィリピン産バショウ = 1：2
コウゾの長繊維とバショウの短繊維を配合した絶妙のハーモニー。
柔らかい描写と色乗りのよさを兼ね備えています。表面が特に柔らかいので注意が必要です。

純三椏紙（じゅんみつまたし）

高知県産ミツマタ100％
繊細で柔らかな表情の手すき和紙。優しい艶があり、画像の持ち味を素直に描写します。

伊勢斐紙 風雅（いせひし ふうが）

加賀ガンピ：土佐コウゾ = 1：1
繊細なガンピと強靭なコウゾを配合した和紙らしい風格のある逸品。
紙の表情と相まって、重厚な作品作りができます。
純国産原料は、素材と作業工程の信頼性は最高ですが高価です。

伊勢斐紙 風祥（いせひし ふうしょう）

加賀ガンピ：フィリピン産バショウ = 1：1
繊細なガンピと緻密なバショウを配合した光沢感のある和紙。
繊維の特性を引き出して、高精細な表現ではぬきんでた位置にあります。

※「斐」は、原料の「ガンピ」のことを指します。

純雁皮紙（じゅんがんぴし）

加賀ガンピ100％
きめ細かく美しい光沢のある最高級の手すき和紙。克明な描写で強い陰影を作ることができます。

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